あらかじめ期日が決まっているスノボーツアーの場合に、いきなり催行中止となってしまうということは、実際にはそれほどないものですが、場合によっては旅行会社の側の判断によって、催行が中止されることもないわけではありません。それでは、スノボーツアーが中止になるのはどのようなときかですが、多い理由としては、天候の関係上、スノボーを楽しむのには不適切である場合が挙げられます。スノボーツアーであるからには、安全に滑ることができるように、ゲレンデに十分な積雪があることを確認してからゴーサインを出すというのが一般的といえます。ところが、年によっては暖冬などの影響によって、ゲレンデに十分な積雪がなく、リフトも停止してしまっているような状態になることがあるのです。
リフトが動かない以上は、滑ることもままならないわけですので、やむをえず中止ということになります。この場合、中止の連絡が何日か前までに参加者に個別に電話などで伝えられるというのが通例といえます。また、中止が参加者のほうのつごうではなく、主催者である旅行会社の側のつごうというかたちになりますので、いったん振り込んでしまったスノボーツアーの料金も、後日、すべて参加者に返金されるという取り扱いになります。この場合、参加者がつごうのよい口座をあらかじめ指定して、旅行会社はその口座のなかに振り込みで入金をすることによって、返金の手続きとすることがふつうです。